<3月16日(土) 小雨のち曇り>
初めての朝食。安い方の部屋だったこともあり、パンまたはシリアルとコーヒーまたは紅茶というコンチネンタル・ブレックファーストだった。「たんぱく質が足りない」と食後に二人で顔を見合わせて笑った。
午前中は市内観光。あいにく小雨が降っていた。所々バスを降りて写真を撮ったりできる所はあったものの、ほとんどは走るバスの中からの見学となった。コースはHyde Park−Knightsbridge−Piccadilly Circus−Trafalger Sq.−St. Paul's Cathedral−London Bridge−Tower Bridge−Tower of London−Big Ben−Buckingham Palace−Westminster Abbey−Oxford St.の近くで解散となった。この中でバスから降りて見学できたのはSt.Paul's Cathedral、Tower of London、Big Ben、Buckingham Palaceの4箇所だけであった(ただしTower BridgeはTower of Londonから見ることができた)。やはり街並みの統一性や美しさには目を見張るものがあった。
Tower of Londonにて
Buckingham Palaceではかの有名な衛兵の交替式を見ることができた。
正確にいえば交替式の前の衛兵の入場行進を見ただけなのだが、かなり間近で見ることができてとても感動した。その後、迎えのバスが渋滞のためなかなか来ず、寒い思いをして待ったこともあったが、そのおかげでBig Benの正午の鐘を目の前で聞くことができた。思わず荘厳な気分になったのを覚えている。
昼食後は街歩き。ウィンドウショッピングをしながら、ときどきお目当ての店を見つけては中に入って色々物色をした。とにかくこの日はよく歩いた。地下鉄の駅でいうとだいたい3つ分ぐらいは歩いただろうか。Covent Gardenのマーケットでピアスを買って帰ったのだが、ホテルに着くころには歩きにくい靴(ブーツ)をはいていたのと、日ごろ車に頼る生活で足がなまっていたのとですっかり足ががたがたになってしまっていた。スニーカーを持ってくればよかったと反省することしきり。
街を歩いていておもしろいことに気がついた。ロンドンっ子(特に歩行者)には信号というものが存在しないのである。横断歩道で私たちが律儀に信号待ちをしている間にも、車が来ないとなると赤信号でも平気でロンドンの人達は渡って行ってしまうのである。大阪人も真っ青のこの交通マナーに私たちも1日ですっかり慣れ、それからはロンドンっ子に混じって平気で信号無視をするようになってしまったのであった。
夜はホテルの近くの中華料理店でガイドブックおすすめのチャーシュー御飯を食べた。その中華料理店のある通りにはスーパーマーケットなどもあってこの後私たちはよく買い出しに来ることになる。ホテルに戻って友人達にはがきを書いていたのだが、昼間の疲れでまたしても寝てしまった。