<3月20日(水) 曇りときどき雨 >
Londonの郵便ポスト
ロンドンをエンジョイできるのも今日が最後、というわけでこの日は終日買い物に明け暮れた。この日のために今まで食費や交通費を削ってきたといっても過言ではない。
Sohoの鳩
お目当てはFortnum&Masonという紅茶専門店とかの有名なHarrodsである。とりあえず午前中はFortnum&Masonに行ってみた。スーパーマーケットでも感じていたことだが、ロンドンは食料品の物価がとても安い。日本では1缶¥1400ぐらいする紅茶が、ロンドンでは£3(約¥510)。日本にはないブレンドの紅茶があったり、ジャムやその他の食料品が数多くおいてあったりした。
紅茶とジャムの詰め合わせなどをいくつか買った後、最近日本にも店舗が進出してきたTHE BODY SHOPへ。化粧品やシャンプーなどのボディケア商品がとても安い。また、使い終わった商品のボトルを持ってくればその場で詰め替えてくれるというサービスもやっており、そんなところもTHE BODY SHOPの魅力の一つだと思う。ここでも安さに任せて大量に買い物。それにしてもこの店は道を歩けば必ず見つかるくらい店舗が多かった。たかだか1kmの間に2~3軒もあるのだ。おそるべしTHE BODY SHOP。
いったん荷物をホテルに置きに戻った後、もう一つのお目当てHarrodsへ。さすが高級デパート、というだけあって客層がまるで違う。観光客も多いといえば多かったのだが、何となく場違いな気がして結局Harrodsグッズしか見ることはなかった。すっかり日本からの観光客になってしまった私たちであった。
さて、今までイギリスらしい食事をほとんどしてこなかった私たちであったが、最後になってやっとその機会が回ってきた。Afternoon Teaである。
今回の旅行でお世話になったツアーに「アフタヌーンティークーポン」がついており(それ目当てでこのツアーを選んだともいえるのだが)、買い物の日に行ってみよう、と決めていたのである。
場所はHarrodsの向かいにあるリシューRicheouxというレストラン。Traditional Afternoon Teaを頼み、待つこと数分。最初に出てきたのはブルーベリーのタルトだった。昼食をかなり抑えめにしたためお腹はすいていた。少しずつつまんでいると、やってきたのは2段に重ねられたお皿にサンドイッチとスコーン、フルーツケーキの盛り合わせに紅茶。このときほどお昼を食べてきてしまったことを後悔したことはなかった。おいしいのにお腹がいっぱいで食べられないのである。それなのに冷めてしまった紅茶のおかわりを持ってきてくれる店員さん。すっかり申し訳なくなって店を後にしたのだが、それでもスコーンについてきた(使っていない)小瓶のジャムを持ち帰ってくるのは忘れなかった(笑)。今度またロンドンに行くようなことがあったら、お昼を抜いてでもAfternoon Teaに挑戦してみようと思った。
Afternoon Teaですっかりお腹がいっぱいになってしまった私たちは、帰りにもう1軒紅茶専門店に寄ったり、ホテルの近くのショッピングセンターを見て回ったりしたものの、きちんと夕食を食べに行こうという気になれず、またしてもスーパーでカップラーメンやジュースなどを買って帰ったのであった。
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